加古川オフィス
STAFF
野口モデルハウスストーリー第4話は、
加古川オフィスより、
私たちの野口モデルハウス建物プラン
(間取り・外観・内観・・)
を決定するまでの過程そして担当設計士
について綴ります。
前回の第3話にてお伝えしましたとおり、
新しいモデルハウスを
建設する立地を選定したタイミングから
「野口モデルハウスプロジェクト」
を正式に発足させました。
プロジェクトメンバーは、
加古川オフィスのスタッフ全員
総勢6名。
第2話でお伝えしました「想い」のとおり、
このモデルハウスにかける気持ちは、
絶対に失敗できない
と相当強いものでした。
しかし、その強すぎる想いのため、
プラン決めは難航しました。
それは、時には喧嘩になりかける程
激しいものでした。
自分達が本当に欲しいと思う家を建てたい!
という当たり前ですがシンプルで漠然とした
イメージの協議を何度も重ねますが
一向に具体化しません。
このままでは、
2022年中に完成することはできない…
最初は楽しかったプラン決めも、
この段階ではメンバー全員が
少し苦痛に感じ始めていました。
行き詰まりかけていた中で、
一つの光が見えました。
私達の自慢って何だろう??
専属設計士による設計力!
あるスタッフから当たり前だと思っていた
言葉を聞いて閃きました。
パルスタイルの自慢はお客様ご家族に
寄り添った専属の設計士(建築スタッフ)
による聞き取りから始まる
お家づくり・・・
私達スタッフが1家族になって、
設計士に叶えたい事など全ての要望を
聞いてもらって、モデルハウスを建てれば
良いのだと。
そして、私たちの想いを具現化してくれる
であろう今回の設計士を決めました。
パルスタイルの ものづくり を誰よりも
良く理解しているのは誰か…
ここでプロジェクトメンバー6人の意見が
初めて一致しました。
今回のモデルハウスの設計士は
弊社の代表取締役社長であり
1級建築士でもある渡辺しかいないと!
※注 ここからの出来事は、私たちにとって
とても印象的だったので
【その時、歴史は動いた】
の松平アナの口調で綴ります。
しかし、渡辺は私たちパルスタイルを含めた
KHCグループ130人以上を束ねる代表取締役
でもあり、業務は多忙を極めているのです。
果たして、私たちは社長の渡辺に
新モデルハウスの設計を引き受けて
もらえることができたのでしょうか。
「わかった」
渡辺はたった一言で快諾してくれました。
私たちの心配は杞憂に終わったのです。
何故、引き受けてくれたのでしょうか…
前述の通り多忙な渡辺。
その時の渡辺の心境は私たちには
推し量ることはできませんでした。
私たちの強い「想い」が伝わったからなの
でしょうか?
それとも渡辺の1級建築士としての血が
騒いだからなのでしょうか?
おそらくその両方だったのではないかと
今では感じています。
普段は、社長にもの申す機会は
(ほとんど)ないに等しいのに、
プラン決めでは、自分たちの「想い」を
これでもかというぐらいぶつけました。
渡辺は、時に私たちの考えを悩みながら
図案化し、時に私たちの暴走を論理的に
諭してくれました。
渡辺がプランづくりに参加してからは、
プラン決めもトントン拍子で進み、
一気に私たちの「想い」が具体化されました。
何より驚いたのが、いつもは社長という立場上
私たちには厳しい雰囲気で接するのですが、
プラン決めの際の渡辺の表情はいつもと異なり
柔和な雰囲気の中にも一途な想いが込められた
技術者のそれとなっていたのです。
この“野口モデルハウス”は、
きっと多くの人たちに感動してもらえる
ものができることでしょう。
それは、私たちが楽しんで
モデルハウスづくりに
取り組んでいるから…
そして、私たちと同じぐらい、
もしかしたら、私たち以上に
社長の渡辺がプラン決めを
楽しんでいたのだから…