加古川オフィス
STAFF
野口モデルハウスストーリー第7話は、
加古川オフィスより、
私たちの野口モデルハウスについて、
アドバイザースタッフ向けの
「現地勉強会」について綴ります。
皆様はモデルハウスの「現地勉強会」
というと、どういったものを
イメージされますか??
住宅展示場にあるハウスメーカーの
モデルハウスを見学された事が
ある方は経験済みだと思いますが、
・玄関扉を開けると
・・☺→電子キーで便利ですよ♪
・玄関入ると
・・☺→玄関広くて立派ですね!
・リビングに入ると
・・☺→LDKは何と20帖ですっ♪
・キッチンを見ていると
・・☺→○○製で食器洗い乾燥機付きの・・
・お風呂を見ていると
・・☺→広々1坪サイズのお風呂ですよ~!
・収納扉を開くと
・・☺→大容量の収納でご家族の分も~♪
ete…
といった流れで、本当に形式ばかりの
「歩くカタログの様な営業マン」
のご案内が本当に多いのです。
私達パルスタイルでは、
「なぜ駐車計画を、この様にしたか」
「なぜ玄関をこの方角に設けたのか」
「なぜ収納をこの位置に設けたのか」
「なぜリビングをこの大きさにしたのか」
「なぜ・・
「なぜ・・
モデルハウスをご覧になったお客様に、
住まいの作り手である当社の想いを
お伝えできる様に心掛けたご案内を
行っています。
ハウスメーカーのモデルハウスでは
どうして「歩くカタログの様なご案内」と
なってしまうのでしょうか??
それは、、
当社パルスタイルのモデルハウスと
住宅展示場にあるハウスメーカーの
モデルハウスは「全く別の条件」で計画
されているという事が決定的な理由です。
「全く別の条件」とは、
当社パルスタイルのモデルハウスは
街中の実際に人が生活する住宅街に
あるという事。
それは「世界に一つしかない場所」
に建てるということ。
一方、ハウスメーカーのモデルハウスは、
モデルハウスをつくる為に人工的に
作り上げた「人が生活しない立地
(住宅展示場)」に建っています。
モデルハウスを建てる為に人工的に
作り上げた場所なのですから、お隣に
建っているお家の状況や、陽当り・
方角・眺望など、建設地にたいして
特別に考慮する必要など無く、結果、
「その立地だから工夫した事」が
なく「設計の想い入れ」に乏しいのです。
ですから、優等生な土地に収まった
一般的に理想と思われる間取りの建物を
建てている為、ご案内する事が「物」メイン
となってしまいます。
これからお家を建てる方は、
住宅展示場の様な人工的につくりあげた
空間にお家を建てるのでしょうか??
実際に生活する街中にお家を建てるはずです。
そこは必ず「世界に一つしかない場所」です。
人が生活する住宅街に建設するからこそ、
その街の建設地にあったその条件を生かした
設計を行う事が必要なのに
「ハウスメーカーのモデルハウス」は
沢山の人をまとめて誘致する事に
集中した住宅展示場の中。。
それでは本当に設計力のあるメーカー
なのか、遮音性などの性能が高いお家を
つくる事ができるメーカーなのか、
住まう側に寄り添った提案ができる
メーカーなのか、モデルハウスをご覧に
なられても全く判断出来かねる事だらけ
な筈です。
当社パルスタイルでは、モデルハウスを
ご案内する側であるアドバイザースタッフが、
モデルハウスを設計するにあたって
冒頭に申し上げた
「なぜ・・この様にしたのか」
の「コト」プロセスを全員が理解し
お客様にお伝えすることができる様、
「現地勉強会」の場を設けて、
担当設計士と細かな「設計計画の物語」を
共有する事を大切にしています。
こちらは、基礎工事工程時の
「現地勉強会」の様子です。
建設地の地盤の状態から、地盤に適した
改良工事の内容・過程、そして
基礎の配置計画~基礎工事工程に関して、
「世界に一つしかない場所」に建てる
「設計の意図」を共有し勉強しています。
タイトルを「勉強会」としておきながら、
内容は私たちのモデルハウス案内に対する
考え方をメインに綴ってしまいました。
今回お伝えしたかったのは、
皆様の「なぜ?」
にお答えするには、私たちはしっかり
勉強しておく必要があるということ。
パルのスタッフはアドバイザーも
プランナーも全員が
この言葉を座右の銘とし、
「なぜ?」に答えられるよう
しっかり勉強し、皆様のご来場を
心よりお待ちしております。
次回は、建築部 久家より
断熱についてお伝えいたします。